「ジュラシックパーク」シリーズは、1993年に1作目が公開されて以来、大人気となっているパニックアクション映画です。人間の手によって現代に蘇った恐竜たちをめぐる人間の欲望と生命の強さ、尊さが描かれています。しかし
ジュラシックパークを見たいけれど順番がわからない……
という方もいるのではないでしょうか。
私は恐竜好きの父の影響で、自身も恐竜が大好きで春、夏に開催されるさまざまな恐竜イベントに出向いています。ちなみに小さい頃の夢は「古生物学者」でした(笑)。当然のように恐竜映画である『ジュラシックパーク』シリーズには大きな影響を受けています。
今回はそんな恐竜オタクの私が、大好きな『ジュラシックパーク』シリーズのあらすじと見どころを解説していきます。
ジュラシックパークシリーズ観るなら<U-NEXT>映画『ジュラシックパーク』シリーズを見る順番は公開順でOK
シリーズの順番と時系列【公開順】
ジュラシックパークシリーズは公開と映画内の時系列が同じのため、映画の公開の順番通りに見れば大丈夫です。
- 1993年映画『ジュラシック・パーク』
ジュラシックパークシリーズ1作目
シリーズの始まりとなる映画。ジュラシックパークオープン前の視察に起きた出来事を描いています。
- 1997年映画『ロスト・ワールド』
ジュラシックパークシリーズ2作目
前作で登場したマルコム博士が主人公に。1作目とは違うもう一つの島「サイトB」が舞台です。ティラノサウルスの子ども、ベビーティラノにも注目です。
- 2001年映画『ジュラシック・パークⅢ』
ジュラシックパークシリーズ3作目
1作目の主人公であるアラン・グラントが再び主人公に。今回のメインの恐竜はティラノサウルスではなく、スピノサウルス。ティラノサウルスとはどのように違うのかも見どころです。
- 2015年映画『ジュラシック・ワールド』
ジュラシックパークシリーズ4作目
14年ぶりの続編です。本作では、1作目の『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせる数々のオマージュシーンが盛り込まれています。
- 2018年映画『ジュラシック・ワールドⅡ炎の王国』
ジュラシックパークシリーズ5作目
ジュラシックワールドの続編です。島の火山活動によって危機に瀕した恐竜たちを救うことなったオーウェンたちは再び島に向かいます。
- 2022年
公開予定映画『ジュラシック・ワールド ドミニオン』ジュラシックパークシリーズ6作目
2020年現在、製作中の最新作。今作にはなんと1作目の主人公であるアラン・グラント博士演じるサム・ニールたちが出演するそう!
映画『ジュラシックパーク』シリーズとは、1990年に出版されたマイケル・クライトンの小説『ジュラシックパーク』を原作にスティーブン・スピルバーグ監督が映画化した作品とそのシリーズのことを指します。
古代に絶滅した恐竜が、人間の手によって蘇ったことにより起こる惨劇を描くパニックアクションとなっています。公開当時は初となる映画全編でVFXを使用した映画として『スターウォーズ』シリーズにも大きな影響を与えたと言われています。
ジュラシックパークシリーズを見る前の予備知識
ジュラシックパークシリーズを見る上で、これらの知識を知っておけばよりシリーズを楽しむことができます。
シリーズは大きく2つの時代に分けられる
引用元:https://www.jurassicworld.jp/ジュラシックパークシリーズは、大きくジュラシックパークシリーズとジュラシックワールドシリーズの2つの時代に分けられます。ジュラシックパークシリーズは、パークのオープン前~破綻後を描いていますが、ジュラシックワールドでは、22年の時を経てテーマパークとして一般公開されています。
またジュラシックワールド以降の映画では、恐竜だけでなく、人間の遺伝子操作によって作られた新型の『ハイブリッド型恐竜』が登場していることが大きな違いです。
引用元:https://www.amazon.co.jp/ジュラシックワールド以降の主人公は、アベンジャーズシリーズでもおなじみのクリス・プラット。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の愉快なキャラクターとは違い、ヴェロキラプトルの監視員として真面目なオーウェンを演じています。
恐竜島は2つある?!
引用元:https://www.jurassicworld.jp/ジュラシックパークシリーズに登場する恐竜島は2つあります。パークなどの観光用施設があるイスラ・ヌブラル島(通称サイトA)と、恐竜の開発や孵化、育成を行うイスラ・ソルナ島(通称サイトB)という島です。恐竜を開発したインジェン社は、サイトBで恐竜を育ててから観光施設のあるサイトAへ移送していたのです。映画によって、舞台となる島は異なります。それぞれの映画の舞台をまとめるとこのようになります。
イスラ・ヌブラル島(通称サイトA):パークなどの観光用施設がある島
- ジュラシックパーク(1作目)
- ジュラシックワールド(4作目)
- ジュラシックワールド炎の王国(5作目)
イスラ・ソルナ島(通称サイトB):恐竜の開発研究、孵化や育成に使用
- ロスト・ワールド(2作目)
- ジュラシックパークⅢ(3作目)
原作小説と映画の『ジュラシック・パーク』は大きく異なる
『ジュラシック・パーク』シリーズは、元々マイケル・クライトンの小説を原作にしていました。小説は『ジュラシック・パーク』と『ロスト・ワールド』が出版されており、最初の2作の映画はこの小説を元に作られています。しかし『ジュラシックパークⅢ』以降は原作は存在しないオリジナルの作品となっています。
また小説と映画では内容が大きく異なっています。『ジュラシック・パーク』の小説版では、バイオテクノロジーやカオス理論について多く述べられているのに対して、映画版ではそれほど述べられていません。
さらに小説と映画の『ロスト・ワールド』は、前作より全体的に内容が異なり、ラストも真逆の結末となっています。
こちらの記事では、更に詳しく各映画のトリビアをジュラパファン歴26年の私が解説しています!
『ジュラシック・パーク』のあらすじとみどころ【シリーズ1作目】
映画『ジュラシック・パーク』あらすじ
資産家であるジョン・ハモンド氏は、科学技術によりはるか昔に絶滅した恐竜を蘇らせることに成功し、かねてからの夢だった恐竜のテーマパークを作ることを実現しようとします。
完成間際の「ジュラシックパーク」のアドバイザーとして、白羽の矢が立ったのが、考古学者のアラン・グラント博士。依頼された当初は渋るものの、研究資金の援助を申し受けるため合意。恋人の植物学者であるエリー・サトラーとともにパークに見学に向かいます。カオス理論を専門とする数学者マルコム博士やハモンド氏の孫たちとともにパークの見学を終えますが、グラント博士たちは倫理的観点からジュラシックパークをオープンさせることに反対。
そんななか、ハモンド氏を裏切ろうとするデニス・ネドリーが動き出すことによってハプニングが発生し……。
映画『ジュラシック・パーク』みどころ
恐竜を金に換えようとする人間の愚かさ
シリーズを通じて描かれているのが、人間の欲深さと愚かさ。人間の好奇心や欲望によって、本来存在しないはずの恐竜たちが現代に蘇ったことによって起こるパニックを描いています。
そもそも恐竜は自然の摂理で絶滅した生き物。それを人間の欲望のために現代に蘇らせ管理することに、倫理的観点で大きな問題があるといえるでしょう。しかしお金には目がくらんでしまうのが人間の愚かなところ。ジュラシックパークシリーズでは、人間の欲深さや生命倫理に関するテーマが一貫して描かれています。
子どもが大嫌い!主人公アラン・グラント博士の成長
もう一つの見どころは、主人公のアラン・グラント博士の成長。グラント博士は、子ども嫌いであり、ラプトルを「七面鳥みたい」と言った子どもを容赦なく怖がらせるなど、大人げない一面も。しかしパークが危機に陥ったことで子どもたちを守るべく奮闘します。スピルバーグ監督の作品に多く見られる「父性」が描かれています。
ジュラシックパークシリーズ観るなら<U-NEXT>『ロスト・ワールド』のあらすじとみどころ【シリーズ2作目】
引用元:https://www.amazon.co.jp/映画『ロスト・ワールド』あらすじ
前作の準主役であるイアン・マルコム博士は、ジュラシックパーク創設者のジョン・ハモンドから島にいる恐竜たちの様子を見てきてほしいと依頼されます。しかも前回イアンたちが行った島とは別の、通称サイトBと言われる島。当然マルコム博士は断りますが、恋人で古生物学者のサラがすでに島へ行っていることを知り再び島へ。
しかしその裏で、ハモンドの甥であるピーター・ルドローたちによる恐竜の捕獲作戦が動いていて……。
映画『ロスト・ワールド』みどころ
前作でのチャラ男っぷりはどこへ?!娘思いのパパ マルコム博士
引用元:https://www.jurassicworld.jp/マルコム博士は、前作の『ジュラシックパーク』では数学者でありながら、革ジャンにサングラスというロックスターのような出で立ちで、隙きあらばエリーを口説こうとする”チャラ男っぷり”を見せていました。しかし『ロスト・ワールド』では一転して、娘思いの父親として登場しています。
ティラノサウルスの子育て!
引用元:https://www.jurassicworld.jp/『ロスト・ワールド』のテーマになっているのが「恐竜の子育て」。これまで子育てはしないと言われてきたティラノサウルスですが、映画では子どもを守る親のティラノサウルスが描かれています。
『ジュラシック・パークⅢ』のあらすじとみどころ【シリーズ3作目】
映画『ジュラシック・パークⅢ』あらすじ
1作目の主人公アラン・グラント博士は、ジュラシックパークからの生還から注目を集めたものの、相変わらず化石の発掘資金に困窮していました。そんななか彼の前に現れたのが「カービー・エンタープライズ」の社長であるポール・カービー氏。彼は結婚記念日に妻と恐竜島を空から見たいと言います。
当然グラント博士はその依頼を断りますが、資金の援助を引き合いに出されグラント博士は折れることに。(1作目と同じ流れw)グラント博士の助手のビリ―やカービー氏の用心棒たちとともに飛行機で恐竜島へと向かいます。
飛行機から恐竜の説明をするグラント博士でしたが、なぜか飛行機は着陸の体勢に。あわてて止めるグラント博士の反抗も虚しく飛行機は島へと降り立つのでした……。
映画『ジュラシック・パークⅢ』みどころ
メインの大型恐竜はスピノサウルスに!
引用元:https://www.jurassicworld.jp/前作までのメインの大型恐竜は、ティラノサウルスでしたが、ジュラシックパークⅢでは、スピノサウルスに。スピノサウルスは体長13~16mであり、ティラノサウルスの10~13mよりもさらに大きいのが大きな特徴です。ティラノサウルスとは、生きていた時代も場所も異なりますが、映画内では夢の恐竜対決を見せています。
空からの襲撃!プテラノドンとの戦い
引用元:https://www.jurassicworld.jp/スピノサウルスやヴェロキラプトルなど、地上では肉食恐竜たちから逃げていた主人公たちですが、その脅威は空からもやってきます。プテラノドンは、空を支配する翼竜であり、魚だけでなく地上の生き物も狩りの対象として捕食します。
映画ではこれまでなかった空からの捕食者からの脅威にどのように対処しているのかも注目です。
ジュラシックパークシリーズ観るなら<U-NEXT>『ジュラシック・ワールド』のあらすじとみどころ【シリーズ4作目】
映画『ジュラシック・ワールド』あらすじ
ジュラシックパークの悲劇から22年。恐竜島は、サイモン・マスラニ社長のものになっていました。マスラニ社長は「ジュラシックワールド」を開園し、毎日2万人の来場者が訪れる人気のテーマパークとして成功を収めていました。
そのパークの運営責任者であるクレアは、訪ねてきた甥であるザックとグレイに構うことができないほど大忙し。新型ハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」の施設について、ヴェロキラプトルの飼育責任者であるオーウェンに助言を求めます。
同じ施設で働いているにもかかわらず、二人は犬猿の仲。自然や生き物を愛するワイルドなオーウェンとデータや数字を信じるキャリアウーマンのクレアは相容れることができません。
しかしインドミナス・レックスが脱走をはかり、クレアの甥たちが行方不明になったことから、二人はパーク崩壊を止めるため、互いに協力し合うことになります。
映画『ジュラシック・ワールド』みどころ
ビジネス一筋のクレアの成長
引用元:https://www.jurassicworld.jp/ジュラシックワールドの運営責任者として、休む暇なくバリバリと働くクレア。ビジネスマンとしては優秀な彼女ですが、あまりに仕事一筋かつ愛想のない性格に彼女の姉やオーウェンと反発しあってばかりいます。クレアに久しぶりに会いに来た甥たちのことも秘書に任せっきり。正直最初は「イヤな女!」と感じる方も多いかと思います。
そんなクレアが、パークや甥たちを救うために勇ましく成長していく姿が描かれています。彼女の服装や髪型の変化とあわせて注目です。
『ジュラシック・パーク』のオマージュがたくさんある!
『ジュラシックワールド』では、シリーズの原点である『ジュラシックパーク』へのリスペクトが溢れている作品です。映画では数多くのオマージュやジュラシックパーク内で使われていた施設や車など、多数登場しています。ジュラシックパークシリーズのファンの方はぜひ探してみてください!
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』のあらすじとみどころ【シリーズ5作目】
映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』あらすじ
ジュラシックワールドの悲劇から3年後。パークが崩壊した後、恐竜たちは島で人間に縛られることなく悠々と暮らしていました。しかし島の外では島の火山活動が活発化したことで、恐竜を保護するべきか、自然の淘汰としてそのままにすべきかという議論が巻き起こっていました。
恐竜保護団体の責任者であるクレアは、かつてジョン・ハモンド氏のビジネスパートナーであったベンジャミン・ロックウッド氏に恐竜保護のための資金援助を求めます。そこでロックウッド財団の責任者であるイーライ・ミルズ氏から資金援助の代わりにヴェロキラプトルの「ブルー」を最優先で保護することを依頼されます。
引用元:https://www.jurassicworld.jp/クレアはブルーの保護者であるオーウェンに助けを求めます。オーウェンは最初は渋るものの、生まれたときから育ててきたブルーのことを思うとやはり断りきれず島へと向かうことに。
島でオーウェンとブルーは再会するものの、ミルズに雇われた恐竜ハンターに裏切られ、ブルーを奪われてしまいます。一方、オーウェンと別れて行動していたクレアたちもミルズたちの配下に裏切られ施設に閉じ込められてしまいます。ミルズは初めからクレアたちのことを捨て駒として利用していたのです。さらに火山が噴火し始めたことでクレアたちは大ピンチに。果たして恐竜たちとクレアたちは……?!
映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』みどころ
恐竜の登場数が最多
本作では、シリーズ最多の恐竜が登場します。ティラノサウルスやヴェロキラプトル、ブラキオサウルスなどのメジャーどころの恐竜はもちろん、カルノタウルス(完全にティラノの引き立て役ですがw)やバリオニクス、シノケラトプスなどのマイナー恐竜もたくさん登場しています!ジュラシックパークシリーズだけでなく、恐竜好きにも嬉しい作品です。
魅力的な新キャラクターたち
恐竜たちだけでなく、人間のキャラクターにも注目。コンピュータ技師で怖がりのフランクリン(写真下)、古代生物専門の獣医ジア(写真右上)、そしてベンジャミン・ロックウッドの孫であるメイジー(写真左上)が新たなキャラクターとして登場しています。
それぞれ個性的なキャラクターであり、その言動や振る舞いは目が離せません(個人的にフランクリンの叫び声がお気に入り)。特に物語の鍵を握ると思われる謎の少女、メイジーの動向に注目です。
シリーズ最新作!映画『ジュラシック・ワールド3 ドミニオン』の情報
2020年現在、撮影が進められているジュラシックパークシリーズの最新作『ジュラシック・ワールド ドミニオン』には、なんとシリーズの一番最初である『ジュラシックパーク』の主役であるサム・ニール(写真左)と、ローラ・ダーン(写真真ん中)、ジェフ・ゴールドブラム(写真右)が出演するとのこと!
『ジュラシックワールド 炎の王国』でもジェフ・ゴールドブラムが少しだけ出演していましたが、『ジュラシックワールド ドミニオン』では、がっつり出演するそう!ジュラシックパークシリーズファンにはたまらない情報です!!
先日のサム・ニールのツイッター投稿には、おなじみのあの帽子が……!!(泣)あぁ映画が待ち遠しい!!コロナウイルスの影響で撮影が止まっていたそうですが、7月から再開しているとのこと。『ジュラシックパーク ドミニオン』は来年公開予定です。
※追記
2020年10月、当初予定していた2021年の公開予定から丸一年遅れ、2022年6月の公開になることが発表されました(泣)
また『ジュラシック・ワールド』に出演していたロウリー役のジェイク・ジョンソンがポスターの名前にないことから、一時噂されていたロウリー復帰の可能性は低いのではと考えられます(号泣)
恐竜(ジュラシックパーク)オタク同士のロウリー好きとしてはとても残念です。。。
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