マーベル映画「アベンジャーズ」シリーズは、全世界で人気を集める映画作品です。この記事では、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのネタバレ解説や、登場人物、◯◯したメンバーなどネタバレ満載で解説していきます。
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのキャラクターをおさらい!
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーで登場する主要キャラクターを通称名と本名、キャストと声優とあわせて解説します。
【アイアンマン/トニー・スターク】ロバートダウニーJr
世界的大企業のスターク・インダストリーズの社長にして、天才開発者。優れた頭脳と決断力を持ちながらも、わがままで自分の意見を曲げない子どもっぽい性格で周囲を困らせることも。アベンジャーズの実質的主人公と言っても良いでしょう。
【キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース】クリス・エヴァンス
愛国心と正義感を持ったアベンジャーズの実質的リーダー。もともとひ弱な体でしたが、軍の生体実験により、常人離れした強靭な肉体を手に入れました。見た目は若いですが生まれは1920年代で、戦争時に敵と相討ちし氷漬けに。現代で発見され、目を覚ましアベンジャーズとして世界を守ります。
【ソー】クリス・ヘムズワース
神々の国アスガルドの時期王でありながら、向こう見ずな性格で国王から追放された過去を持ちます。血のつながらない弟ロキに、頭を悩ませながらもなんだかんだ仲が良い関係です。雷の神様であり、ソーにしか使えないハンマー「ムジョルニア」を使い敵をなぎ倒します。
【ハルク/ブルース・バナー】マーク・ラファロ
トニーも認める天才科学者ですが、実験の最中に大量のガンマ線を浴びてしまったことにより、怒りを感じると誰も止められない体が緑の凶暴な巨人となってしまいます。基本的にブルースとハルクの人格は別であり、ハルクになったときにはブルースとしての理性はほとんどありません。しかしシリーズが進むにしたがって、少しずつ成長を見せます。
【スパイダーマン/ピーター・パーカー】トム・ホランド
特殊な蜘蛛に噛まれたことにより、超人的な身体能力と体から糸が出すことができるようになります。普段は正体を隠し平凡な高校生として生活しています。憧れのトニー・スタークからアベンジャーズへとスカウトされ健気に頑張るも、どこか空回りしがち。トニーとは師弟のような関係。
【ドクター・ストレンジ/スティーブン・ヴィンセント・ストレンジ】ベネディクト・カンバーバッチ
天才外科医で傲慢な性格だったが、事故によって両手の機能を失い、全てを捨て最強の魔術師エンシェント・ワンに弟子入りし魔術を体得。知的で冷静な判断と、分析能力によりその場に合わせた状況判断や戦闘状況の切り替えを行います。インフィニティ・ストーンの一つ「タイムストーン」の守護者でもあり、瞬間移動やバリアなどの魔術を駆使しながらストーンを守っています。
【ブラック・ウィドウ/ナターシャ】スカーレット・ヨハンソン
元腕利きスパイ。アベンジャーズの主要メンバーのように特殊能力は持ちませんが、高度な体術や射撃スキル、テクノロジーを駆使しアベンジャーズメンバーにも負けない強さを誇っています。アベンジャーズのなかでも数少ない女性メンバーの1人であり、それゆえ姉貴&母的ポジションになることも。ハルクであるブルース・バナーとちょっといい感じに?今後どうなるのでしょう?
【ニック・フューリー】サミュエル・L・ジャクソン
平和維持諜報機関S.H.I.E.L.D.の司令官であり、アベンジャーズを集めた人物。身体能力の高さはもちろん、知的で狡猾であり仕事一筋。有無を言わせずヒーローたちには世界を守るために戦わせるなど、厳しく気難しい面もあります。
【スター・ロード/ピーター・クイル】クリス・プラット
地球生まれ銀河育ち!悪いやつはみんな友だち☆と言わんばかりのお調子者&ワル。賞金稼ぎとして宇宙の珍しいものを集めています。そんな彼の仲間も、暗殺者、木、アライグマ、脳筋(脳みそ筋肉)とまともな人物が1人もいません。アベンジャーズとはこれまで直接的な関わりはありませんでしたが、サノスという共通の敵を認識することで、力をあわせて戦うことになります。
【サノス】ジョシュ・ブローリン
「宇宙の均衡を保つため」という大義名分のもと、宇宙のあらゆる惑星に住む生き物を虐殺してきた史上最悪のヴィラン。惑星の半分の生き物を滅ぼすことでその惑星の均衡、ひいては宇宙の均衡を保つことができると信じており、インフィニティ・ストーンを6つ集めることで、己の野望を叶えようとします。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのネタバレあらすじ
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのネタバレあらすじを解説します。
すべてのはじまりはインフィニティ・ストーン
まず物語の重要なキーとなる「インフィニティ・ストーン」について理解しておきましょう。インフィニティ・ストーンとは、宇宙ができる前から存在した6つの特異点がビッグ・バンによって、結晶化したもの。それぞれ一つでも驚異的で、6つ全て集めれば指パッチンひとつで宇宙の生物を半分消し去ることができるほど、強大なパワーを持っています。
サノスは、このインフィニティ・ストーンを6つ集めることで、宇宙の生き物を半分にし崩れかけた宇宙の均衡を保とうとします。アベンジャーズはサノスの目論見を阻止するため、力をあわせサノスを倒そうとします。
ソー、ハルクでも歯が立たない最強のサノス一行
物語のはじまりは、ソーをはじめとしたアスガルドの国の人々を乗せた船から。スペース・ストーンを奪うべく、サノス一行がアスガルドの船を襲ったのです。ソーとハルクはサノスたちに立ち向かいますが、二人をもってしてもサノスは倒せません。さらにソーの弟であるロキもサノスに殺されてしまいます。アスガルドの番人ヘイムダルは最後の力を振り絞ってハルクを地球に転送させるも、やはりサノスには敵わず命を落とします。
サノスの魔の手が地球にも
ヘイムダルによって、地球に転送されたハルク。ハルクの落ちた場所はタイムストーンを所持するドクター・ストレンジ率いる魔術師の本拠地、ニューヨーク。ブルースの姿に戻りながらも「サノスが来る」と覚える姿に異常を察知したドクター・ストレンジは、アイアンマンであるトニー・スタークを呼びます。対策を練ろうとするなか、サノスの一行であるブラックオーダーの二人が姿を現します。
ブルースはハルクに姿を変えようとしますが、なかなか姿が変わらず……。仕方なく(?)アイアンマンとドクター・ストレンジがブラックオーダーと戦います。そして校外学習にやってきていたピーター・パーカーも、スパイダーマンとして戦闘に加わります。
しかしブラックオーダーの強さから、ドクター・ストレンジごとタイムストーンを奪われてしまいます。アイアンマン、スパイダーマンはとっさにドクター・ストレンジが連れ去られた宇宙船へと乗り込みます。
その頃宇宙空間では、イカした音楽をじゃんじゃん鳴らす宇宙船が一つ。そう、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一行です。シリアスな空気から一点、相変わらずのテンションの一行。そんな彼らのもとに救難信号が届きます。「助ければお金いっぱいもらえるかも」という相変わらずゲスい、いえ狡猾な考えのもと、助けに向かいます。
しかし軽い気持ちで彼らの前に広がるのはサノスたちに破壊されたアスガルドの無残な姿……。そんななか彼らの船にぶつかったのは、ソー。彼らに助けられたソーは、事情を説明します。サノスの養女であるガモーラは、サノスは惑星ノーウェアに行くだろうと予測。一方ソーは破壊されたムジョルニアを再び作るため、惑星ニダベリアに行くため、二手に分かれてそれぞれの惑星へと向かいます。
ヴィジョンとワンダ、そして……
地球のスコットランドでは、ヴィジョンとワンダが。シビルウォーのあと、惹かれ合った二人は、ひっそりと暮らしていました。しかしそんな二人にもサノスの魔の手が忍び寄ります。ブラックオーダーの攻撃を受け、苦戦する二人。
絶体絶命のピンチに追い詰められた瞬間、暗闇から人影が現れます。それはシビル・ウォーで対立したキャプテン・アメリカ。ナターシャとファルコンも加わり、あっという間に敵を蹴散らしていきます。
ソウルストーンの対価
リアリティ・ストーンを求め惑星ノーウェアへと向かうクイルをはじめとした一行ですが、サノスが現れ、ガモーラが捕らえられてしまいます。サノスはガモーラがソウルストーンの在り処を知っているため、殺さずに誘拐したのです。そして妹であるネビュラを拷問し、ガモーラからソウルストーンは惑星ヴォーミアにあると聞き出します。
惑星ヴォーミアにやってきたサノスとガモーラ。そこにはキャプテン・アメリカの宿敵に破れ、行方不明になっていたヴィランレッドスカルがいます。彼はここの番人であり、ソウルストーンを入手するには、「自分の最も愛するものを失わなければならない」と告げます。
ガモーラは「サノスに愛するものなんているわけない」と一笑に付しますが、サノスの目には涙が。それを見てガモーラは、サノスは自分を娘として本当に愛しているのだと気付きます。そしてサノスは自分の最も愛する存在であるガモーラを殺し、ソウルストーンを手に入れます。
いよいよサノスとの直接対決!
キャプテン・アメリカたちは、ヴィジョンのマインドストーンを取り除くべく、最新技術のあるブラックパンサーの国であるワカンダへ。キャプテンの盟友でもあるバッキーとも合流します。するとそこへサノスの率いる軍隊が大量に押し寄せます。キャプテン・アメリカ、そしてブラックパンサー率いるワカンダの戦士たちによる全面戦争が、いよいよ幕を開けます。
各々のパワーを総動員しても敵の圧倒的な数に苦戦するアベンジャーズ。そのとき、空からまばゆい雷が敵を一掃します。降り立ったのは、ソー。彼は惑星ニダベリアで、新たな武器を手に入れ、更にパワーアップしたソーに一気に形成は逆転します。
その頃、惑星タイタンに到着したアイアンマンたちは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーたちと合流します。そこでドクター・ストレンジはタイムストーンを使い、サノスに勝つための方法を探すため、1400万605通りの未来を見ました。しかしそのなかで勝利するのは、「一度だけ」だと言います。
そうしている間にサノスも惑星タイタンに到着。アイアンマンたちと激しい戦闘になります。全員の力をあわせてあと一歩というところまでサノスを追い詰めますが、ガモーラを殺されたことを知り、クイルが激怒。戦線が崩れ、アイアンマンがサノスに殺されそうになります。すると、ドクター・ストレンジがそれを必死に止めます。そしてアイアンマンを助けるために、タイムストーンを渡すのでした……。6つのストーンのうち、5つを手に入れたサノスは、最後のストーンであるマインドストーンを手に入れるため、地球へと向かいます。
地球で戦うメンバーたちは、突然不穏な空気に圧倒されます。とうとうサノスがワカンダの地に降り立ったのです。地球にいるメンバー総出でサノスに立ち向かいますが、5つのストーンを手に入れたサノスには、全く刃が立ちません。その様子を見たヴィジョンは、ワンダにマインドストーンを破壊するように頼みます。マインドストーンの破壊とは、すなわちヴィジョンの死を意味します。当然ワンダは断りますが、「愛する君に壊してほしい」と告げられ、泣きながらマインドストーンを破壊します。
石が壊れ、ヴィジョンも死にます。泣き崩れるワンダにサノスは「私も大きな犠牲を払ってきた」と告げます。そして「今は嘆いてる暇はない」と続け、タイムストーンを使い、時を戻します。マインドストーンは蘇り、ヴィジョンも蘇りますが、サノスに石をとられ再び死んでしまいます。
とうとうサノスは、全ての石を揃えました。ソーが最後に反撃を食らわせますが、それも叶わずサノスは指パッチンをします。その瞬間、アベンジャーズのメンバーも含め、次々と灰になって消えていってしまいます。タイタンにいるアイアンマンたちも例外ではなく、アイアンマンの腕の中でスパイダーマンであるピーター・パーカーも覚えながら消えてしまうのでした……。
インフィニティ・ウォーでの生存メンバーと死亡メンバー
最終的に6つのインフィニティ・ストーンはすべてサノスの手に渡り、サノスの野望は実現してしまいました。その結果、宇宙の生物の半分が消えてしまいます。アベンジャーズのメンバーも例外ではなく、多くのメンバーが死亡してしまいました。
死亡メンバー
ドラックス
マンティス
ピーター・クイル(スター・ロード)
ドクター・ストレンジ(スティーヴン・ストレンジ)
スパイダーマン(ピーター・パーカー)
ウィンター・ソルジャー(バッキー)
スカーレット・ウィッチ(ワンダ・マキシモフ)
ファルコン(サム・ウィルソン)
ブラックパンサー(ティ・チャラ)
グルート
指パッチン外での死亡メンバー
ヴィジョン
ロキ
ヘイムダル
ガモーラ
生存メンバー
アイアンマン(トニー・スターク)
ソー
キャプテン・アメリカ(スティーブ・ロジャース)
ハルク(ブルース・バナー)
ブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)
ウォーマシン(ジェームズ・ローズ)
ロケット
ネビュラ
生存不明メンバー(続編で明らかに)
ホークアイ(クリント・バートン)
アントマン(スコット・ラング)
ワスプ(ホープ・ヴァン・ダイン)
生存不明メンバーもいるものの、多くのアベンジャーズメンバーが塵となっってしまいました。半分になってしまったアベンジャーズは、この後どうするのか!?しかし初代アベンジャーズは全員残っているのは唯一の救い……かも?
物語は、「アントマン&ワスプ」「キャプテン・マーベル」を経て「エンドゲーム」へと続きます。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーに隠された謎・トリビア
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーには、いくつかの謎とトリビアがあります。
ワンダはなぜマインドストーンを破壊できたのか
インフィニティ・ストーンは、生半可な人物が手にすると体が耐えられないほどの、強大なパワーを持っています。しかしインフィニティ・ウォーの終盤、ワンダはヴィジョンのマインド・ストーンを破壊しています。ワンダの力とは強力とはいえ、なぜインフィニティ・ストーンを破壊できたのでしょうか。
ワンダはもともと「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で、ストラッカー社(ヒドラの残党による組織)で、人体実験を受けていました。ストラッカー社では、ロキの杖についたマインドストーンを研究しており、ワンダの力もこのマインド・ストーンから作られたものではないかと考えられています。そのためマインドストーンを破壊することができたのです。
レッドスカルが番人に!?
レッド・スカルとは、「キャプテン・アメリカ」で登場したヴィラン。キャプテン・アメリカでは、スペース・ストーンの力に魅せられたものの、その力のあまりのパワーに身を滅ぼしました。インフィニティ・ウォーでは、ソウル・ストーンを守る番人として登場しソウル・ストーンを得るための方法を伝授します。
マーベルの創設者、スタン・リーを探せ!
スタン・リーとは、アメコミの巨匠であり、スパイダーマンをはじめとするマーベルヒーローたちの生みの親です。アベンジャーズシリーズでカメオ出演しています。それは、地球にサノスたちがやってきてスパイダーマンことピーター・パーカーたちが乗る乗客がパニックを起こしているシーン。車内がパニックになるなか、バスの運転手は「一体どうしたんだよ。宇宙船を見たことがないのかい?」とのんびりと告げますが、このバスの運転手こそ、スタン・リーなのです。
アントマン、ホークアイはどこに?
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーでは、これまでの主要キャラクターがほとんど出演していますが、唯一参加していないのが、ホークアイとアントマンです。彼は次作にどう関わってくるのか、注目です。そしてニック・フューリーが消える寸前にメールを送った人物とは……?「キャプテン・マーベル」で明らかになっています。
まとめ
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのネタバレあらすじと、登場キャラクター、トリビアについて解説しました。衝撃のラストに白目を向いてしまった方も多いのではないでしょうか。(私がそうです)絶望に突き落とされたヒーローたちがどう立ち向かっていくのか、とっても気になります。ぜひ「アベンジャーズ/エンドゲーム」もあわせてお楽しみください!
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