2019年に公開され、世界中で大ヒットを記録した実写映画『アラジン』。そのなかでも話題となったのが、ジーニーを演じた俳優ウィル・スミスの青さ。SNSでは「青いウィル・スミス」がトレンド入りしていました。ジーニーのビジュアルが公開された直後は、一部では「大丈夫なの?」「不安」といった声も聞かれていました。しかし蓋を開けてみれば全世界1000億円を超える大ヒット!
今回は、青いウィル・スミスに隠された秘密とヒットの要因となったその魅力について解説します。映画アラジンをこれから見る方はもちろん、すでに視聴済みの方も新たな発見があるかもしれないので、ぜひ読んでみてください。
青いウィル・スミスの秘密
実はすべてCGだった!
映画『アラジン』で、ジーニー役を演じたウィル・スミスですが、実はあれはすべてCGだったことをインタビューで明らかにしています。「青いウィル・スミス」として話題となりましたが、実際には青色で塗ったわけではなかったんですね。。。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のガモーラやネビュラはメイクで色を塗っていたこともあり、ウィル・スミスも青色を塗っているのかと思っていました。しかし実際は色や筋肉も含めてすべてCGなんだそうです。
アラジンのメイキング映像では、青くないウィル・スミスがノリノリでジーニーを演じています。この状態でももう面白いのがすごいですね。
ノリノリなパフォーマンスはほぼアドリブ!
ジーニーがCGで表現されたため、ウィル・スミスは自由に演じることができたそう。CGで後から変更できるからこそ、セリフを変えたり動きを変えたりしたそうです。すごいですね~
名優ロビン・ウィリアムズのキャラを演じる葛藤
予告映像のときは「青いウィル・スミス」と言われ、いじられ不安がられることもありました。が、蓋を開けてみれば「はまり役!」「ジーニーにピッタリ」と言った硝酸の声で溢れる結果となりました。しかしウィル・スミスは当初、オファーを受けた際、引き受けるか迷ったのだそう。
ロビンが演じたジーニーは、世界中で愛されているから、確かに最初は少しナーバスになったよ。なぜなら、ジーニーは、みんながとても郷愁を覚える好感度の高いキャラクターだから、別の人が演じると、そのイメージを壊しかねない。仮にもし壊されたとしたら、僕自身も怒りを感じてしまうと思った。でも、今回、オファーを受けたのは、ロビンが演じたジーニーにオマージュを捧げつつ、自分自身の新しいジーニー像を作り上げたいと思えたからだ。今回、その両方をクリアしたかったよ。
https://news.mynavi.jp/article/20190525-830050/
それはアニメ版でジーニー役を演じた名優ロビン・ウィリアムズへの敬意があったからこそ。しかし自分が断ることで、他の人がジーニーを演じもしそれが自分の納得のいかないものだったら耐えられない!と思い、最終的にはオファーを引き受けたそう。
ラッパーウィル・スミスの本領発揮!Friend Like Me(フレンド・ライク・ミー)にも注目
今では俳優として知名度の高いウィル・スミスですが、実はデビュー時はラッパーでした。1987年にデビューし、翌年シングル「Parents Just Don’t Understand」が大ヒット。グラミー賞も受賞しています。
そんなラッパーとしての土台があるウィル・スミスが本領を発揮しているのが、Friend Like Me(フレンド・ライク・ミー)。これはDJキャレドとの楽曲でアラジンでの名曲をヒップホップ風にアレンジしています。これがまたノリノリでとても良い!映画の最後に締めくくるのにぴったりなゴキゲンナンバーに仕上がっています!
吹き替えはもちろん我らが山寺宏一!
ジーニーとして、はまり役を演じたウィル・スミスですが、日本語吹き替えでは我らがおなじみの山寺宏一が演じています。山ちゃんと言えば、アニメ版でもジーニーを演じていました。アニメでも素晴らしいジーニーを演じていましたが、実写版でも健在!
その意気込みについて、インタビューで次のように述べています。
あくまでもウィル・スミスさんが演じたジーニーの吹き替えですから、とにかくウィル・スミスさんの芝居をちゃんと見る。もちろん、作品の世界観を僕が感じて、自分の役割をちゃんと理解して演じる。それがすべてです
https://mantan-web.jp/article/20190608dog00m200000000c.html
アニメ版と同じキャラクターだから前回と同じようにするのではなく、ウィル・スミスが作り上げたジーニーをさらに解釈し、再構築して演じる。すごすぎる!さすが日本を代表する声優です。
まとめ
青いウィル・スミスに隠された秘密と、その魅力について解説しました。まさか全部CGだったとは……。更にジーニーを演じる上でのウィル・スミスの葛藤があったとは驚きですね。あれだけノリノリで本当にジーニーがアニメの世界から飛び出してきたようなハマりっぷりだったので、てっきり快諾したのかと思っていました。プレッシャーを感じながらもしっかりとジーニーに向き合い、自分にしかできない表現を貫くことで、ウィル・スミスにしかできないジーニーが生まれたのだと感じました。
動画配信サービス「U-NEXT」では初回登録でもらえる600ポイントを使って無料で「アラジン」を視聴できます。ウィル・スミス演じるジーニーの歌声を聞きたい方はぜひ登録してみてください!
無料で「アラジン」を見る
コメント