『テネット』『インセプション』『バットマン ダークナイト・トリロジー』など、数多くのヒット映画を手掛ける監督、クリストファー・ノーラン。監督の映画を見て、他の作品を見たいと思ったけれど、どれから見ればよいかわからない……という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クリストファー・ノーラン監督作品のなかでおすすめの映画を8選ご紹介します。
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クリストファー・ノーラン監督作品のおすすめ映画8選
インセプション
ドム・コブは、人が一番無防備になる状態――夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリスト。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。
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- 夢の中に入り込んでみたいと思ったことがある方
- ある日突然アイディアがひらめき、それに突き動かされたことがある方
- 難しい話が好きな方

クリストファー・ノーラン監督作品のなかでも難しいと言われる作品。ですが面白さはお墨付きです!現実から夢の階層がそれぞれ展開されるため、じっくりと見ていないとこんがらがらるかも。個人的には最も好きな映画の一つです。
メメント
およそ10分間しか自分の記憶を保てなくなった男レナード(ガイ・ピアース)。彼は妻をレイプし殺害した犯人を捜し出すため、ポラロイド写真を撮り、メモを取り、大事なことは身体に入れ墨で書き記すなどして必死の行動を始める…と、ストーリーを書いてしまうとこうなるのだが、実際はドラマの展開を逆転させ、いわば連続TVドラマの最終回からいきなり見せられ、ラストが第1話に相当してしまうという、ユニークな構造で推し進めていく新進クリストファー・ノーラン監督によるクライム・サスペンス。
まるでコロンブスの卵のようなアイデアの勝利がきわだった作品だが、予備知識なしで接すると何が何だかわからなくなる危険性も大いにあり。記憶や思い出(=メメント)というものの不確かさを痛感させる心理学論的おもしろさが楽しめる。(的田也寸志)
こんな人におすすめ
- 映画の面白さは構成で決まると思っている方
- 普通の映画に飽きてしまった方
- 推理小説・サスペンス映画が好きな方

物語の始まりのシーンから10分ずつ巻き戻っていくというなんとも面白い構成の作品。クリストファー・ノーラン作品の肝である脚本の緻密さ・秀逸さが堪能できます。
バットマン ビギンズ
ブルース・ウェイン(クリスチャン・ベール)の頭から片時も離れることがないのは、眼前で最愛の両親を射殺された忌まわしい記憶。
ゴッサム・シティーの路上で起きたその事件以来、ブルースの人生は一変したのであった。のしかかる罪悪感と怒り、日増しに膨れ上がる復讐心、両親が教えてくれた博愛の精神を受け継がなければならないという使命感。さまざまな思いをかかえた失意の御曹司ブルースは何不自由ない生活を捨て去り、ゴッサム・シティーを離れ、世界中を放浪するようになる。犯罪者の心理を知るために自ら罪人となったブルースの前にヘンリー・デュカード(リーアム・ニーソン)が現れる。“影の軍団”を率いるラーズ・アル・グール(渡辺謙)の代理人と称するこの男は、ブルースの秘めたる資質を見出し、“影の軍団”へとスカウトする。
デュカードの指導の下、悪を倒し、恐怖心に打ち勝つ術を見つけるために、心身を極限まで鍛え上げるブルース。だが、永い修行を終えると同時に“影の軍団”の
真の目的を知り、組織を離れることを決意する。
こんな人におすすめ
- ヒーローものが好きな方
- 単なるアクションではなく人間ドラマが見たい方
- 小さい頃にトラウマがある方

通称『ダークナイトトリロジー』と呼ばれるバットマンシリーズの1作目。この作品以前でも多数のバットマンシリーズが制作されてきましたが、この作品では、人間ドラマに注力されており、これまでのヒーローものとは一線を画する映画となっています。
インターステラー
地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
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- 宇宙へ行ってみたいと思ったことがある方
- 親子で見られる映画を探している方
- 自分の命に代えてでも守りたいものがある方

父と娘の時と時空を超えたストーリー!「そうなるのか!」と思わず言ってしまう展開に目が離せません。親子で見たい映画です。でもこちらも普通の映画よりかは、ちょっとむずかしいかもしれません。
テネット
名もなき男は、突然あるミッションを命じられた。それは、時間のルールから<脱出>して、第三次世界大戦から人類を救えというもの。すべてのキーワードは。相棒と共に任務を遂行し、大いなる謎を解き明かす事が出来るのか!?
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- 時間に逆らって生きてみたいと思ったことがある方
- 『007』『ミッション・インポッシブル』などスパイ映画が好きな方
- 頭をフル回転したい方

クリストファー・ノーラン監督最新作!これまでも『メメント』や『ダンケルク』などで時間のユニークな使い方をしていましたが、今回は時間の逆行が主軸となっています。クリストファー・ノーラン監督のなかでも群を抜いて難しいです。1回で理解するのは不可能です。3回は見ましょう。
ダークナイト
[ダークナイト3部作 第2章] ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカーと名乗り、不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった…。
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- 主人公よりも悪役が好きな方
- 人間の闇を覗いてみたい方
- 善と悪とは何か、考えたい方

伝説であるヒース・レジャーのジョーカーが堪能できる映画。最強の悪にバットマンがどう立ち向かうのか、究極の選択に目が離せません。
ダンケルク
ダンケルクの海岸に追い詰められた何十万人もの英仏連合軍に敵の軍勢が迫りつつある状況の下、物語は陸・海・空を舞台に展開される。海峡上空ではイギリス空軍(RAF)のスピットファイアが敵機を迎え撃ち、地上の無防備な兵士たちを守るために空中戦を繰り広げる。そして海上では軍人ばかりか民間人も小型船に乗り込み、一人でも多くの味方の命を救うため、時間との戦いの中で危険をも顧みず、決死の救出作戦を決行する。
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- 戦争映画が好きな方
- 映像だけでなく音楽も映画に重要だと考えている方
- 使命に突き動かされたことがある方

救助を待つ「陸」、民間船が助けに行く「海」、戦闘機スピットファイアでの迎撃をする「空」の3つの視点を交互にして、ストーリーが展開されます。人間ドラマだけでなく、ノーラン監督ならではの物語の構成にも注目です。
ダークナイト ライジング
ダークナイト(=バットマン)が夜の闇に消え、一瞬にしてヒーローから逃亡者となってしまったあの夜から8年。
地方検事ハービー・デントの死の責任を一身に背負い、ダークナイトは、ゴードン市警本部長とともに目指した大義のために、すべてを犠牲にした。その嘘はしばらくの間、うまくいった。犯罪防止のために制定されたデント法の重圧を受け、ゴッサム・シティーにおける犯罪活動がことごとく潰されたからだ。
そんななか、ひとりの狡猾な泥棒の登場をきっかけにすべてが変わる。猫のようなしなやかさをもつその怪盗は、その犯罪の真意も謎に包まれていた。しかし、ゴッサムとダークナイトにとっての真の脅威は、覆面テロリスト、ベインの出現だ。
ゴッサムを恐怖のどん底に陥れるベインによって、ブルース・ウェインは自ら課した“潜伏期間”を切り上げざるを得なくなる。
そして再びケープとマスクを身にまとうのだが、ダークナイトでさえも、ベインを倒すことはできないかもしれない…。
こんな人におすすめ
- バットマンシリーズを見てきた方
- 圧倒的な悪に立ち向かうヒーローを見たい方
- ネコ好きな方

バットマンの前に新たに現れたベイン役のトム・ハーディの演技注目!ほとんど顔をマスクで覆われているにもかかわらず「目で演じる」プロ魂を見せてくれています。そして今回登場のアン・ハサウェイのかわいい&美しいキャットウーマンもたまりません。
クリストファー・ノーラン監督の特徴
クリストファー・ノーラン監督は、大衆向けの映画を制作していますが、その内容は一般的な大衆映画のような「わかりやすい」内容……ではありません。
物語の内容や構成に、ひと捻りあるため、観客側も意識をしてみていないと物語の内容が理解できないということになりかねません。こういったことからクリストファー・ノーラン監督作品は好き嫌いが分かれる映画が多いと言われています。反対に、ここまで難解な内容を「大衆向け」として制作できるのも彼の才能の高さであるとも言えます。
ここではクリストファー・ノーラン監督の特徴やこだわりについて詳しく解説します。
徹底した写実主義へのこだわり
1つ目の特徴は、CG嫌いで徹底した「写実主義」を実現していること。映画でCGが使われることが当たり前になった21世紀であっても、クリストファー・ノーラン監督は、できるだけCGを使わずリアルな映像にこだわった撮影を行っています。その伝説は下記のように多々あります。
- 『インターステラー』で60万坪のコーン畑をつくり、その費用を制作費にあてた
- 『ダークナイト』でのジョーカーが病院を爆破するシーンでは、本物の病院を爆破
- 『ダークナイト』撮影中に、当時世界に4台しかないIMAXカメラを破損
- 『ダークナイト・ライジング』の飛行機が落ちるのも本物
- 『インセプション』360度回転する筒状のセットをつくり無重力シーンを再現
- 『ダンケルク』では、IMAXカメラを戦闘機につけ、墜落させる
- 『テネット』では、とうとう飛行機をビルにぶつけ爆破させる
クリストファー・ノーラン監督最新作の『TENET(テネット)』では、とうとう飛行機をビルに激突させるということまでやってしまいました。
意地でもIMAXを使用する映像美へのこだわり
とにかくデジタル嫌い!その嫌い度は『インターステラー』で、インターネットや携帯電話などを想起させるものをなるべく写さないようにするほど。そのアナログっぷりはフィルムにも現れており、IMAXでの撮影を多用することでも知られています。
IMAXフィルムとは、通常のフィルムが1コマに使う大きさが35mm幅であるのに対し、IMAXは70mmの大きさを使用しており、高精細度の映像が撮れるフィルムのことを指します。
IMAXフィルムはその特徴から、通常のカメラよりも大きく、アクションには向いていないと言われています。しかしクリストファー・ノーラン監督は、そんなことは関係ないとばかりにIMAX撮影を行っており、初めて長編でIMAXを使った監督としても知られています。
時間を操る巧みな脚本
クリストファー・ノーラン監督の大きな特徴は、他の映画にはない一見すると騙されてしまう、巧みな物語の見せ方にあると言えるでしょう。『メメント』をはじめ、戦争映画の『ダンケルク』でも巧みな時間の仕掛けが施されています。
最新作の『テネット』ではまさに時間をテーマにしており、難解な内容ながらも、壮大な物語の仕掛けとジェットコースターのような勢いで一気に終わってしまう面白さがあります。
クリストファー・ノーラン監督作品の映画を無料で見る方法
クリストファー・ノーラン監督作品のおすすめ映画を紹介しました。しかし気になるのが、映画を見る方法。わざわざレンタルするのは面倒だと思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、クリストファー・ノーラン監督作品を見る方法を2つご紹介します。
クリストファー・ノーラン監督作品を見る方法1:U-NEXT
1つ目は、動画配信サービスの「U-NEXT」です。U-NEXTでは、初回31日無料で600ポイントがもらえるため、クリストファー・ノーラン監督の映画作品を簡単にお手頃に楽しむことができます。31日以内に解約すれば費用は発生しないため、とりあえず登録して使い心地を試してみることをおすすめします。
クリストファー・ノーラン監督作品を見る方法1:AmazonPrimeVideo
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まとめ
クリストファー・ノーラン監督作品のおすすめ映画をご紹介しました。緻密な脚本と徹底した実写主義による迫力ある映像で、圧倒的な映像体験を体感できます。気になった方はぜひ一度、その世界を堪能してみてください。
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